小夏の食べ方
小夏をより深く味わうには、リンゴのようになるべく薄く、黄色い外皮だけを剥きましょう。白い甘皮部分は、なるべく多く残すのがポイントです。(詳しくは小夏の剥き方を参照)
その上で、真ん中の種部分を避けつつ、白い甘皮部分と果肉部分が同時にお口に入るよう、上手に切り分けましょう。詳しくはこちら→(小夏の切り方)
ここまで出来れば、あとはお口に投入するだけ! 上手な小夏の食べ方は、「白い甘皮もろとも」果肉を味わう事です。
味の良い小夏は、甘皮部分がフワフワで、それがジューシーでさわやかな果肉を包み込んでおり、お口の中で一緒に噛み砕くと、甘みと酸味の、えも言われぬハーモニーを奏でます。この渾然一体となった味こそが、小夏を味わう際の醍醐味です。とはいえ、忙しくてそんなナイフなんかで時間かけてむいてらんないよ!と、いう方は、普通に温州みかんを食べるように、手で皮をむいてほおばっても大丈夫です。
高知では、小夏を食べる際、酸っぱさが強い場合には、「お塩をかける」のが広く普及しています。スイカなどでも良くやりますが、塩をかけると、ぐっと甘みが増します。(かけすぎ注意)
普通の食卓塩でも構いませんが、完全天日塩などをかけると、なお良いでしょう。
ハウス小夏など、最初から甘みの強い小夏は、もちろんお塩不要です。お塩は、小夏が酸っぱい時の最終手段です。