さとのわ(SATONOWA)・旬だより
※2024年11月現在
山北みかん・別役さんの産地直送・おきつ(興津)系品種は、11月下旬以降の予約販売開始予定となっております。それまでは、満天みかんなどの販売が中心となります。今年は気温が高かった為、ミカンの色づき具合が遅いです。
ゆずタマ印の実生柚子
(みしょう ゆず)酢
柚子酢(ゆのす)とは
ゆず酢は、米酢のように発酵・熟成させたお酢ではなく、柚子玉を絞り機でしぼっった「柚子果汁」の事を指します。「ゆずしぼり」と言ったりもしますが、高知ではゆず酢の事を「ゆのす」と呼ぶ人が非常に多いです。
柚子酢の品質はピンからキリまで
国内有数の柚子産地、高知県には、ジュースを始め、柚子(ゆず)を使用した製品が数々存在します。
当店でも販売していますが、ひとくちに「柚子(ゆず)酢」と言っても、ピンからキリまで、様々な品質のものが存在するのをご存知でしょうか?
ゆず酢は本来、ゆず果汁のみで作る事が出来ます。それ以外の余計なものが入っているほど、品質(味・香り・濃厚さ)は確実に落ちます。ですので、まず確かめるべきは、原材料が「ゆず果汁100%」であるかどうか、です。醸造酢に香りづけ程度に柚子果汁を混ぜて、それを柚子酢として売っている場合もあれば、水を加えて薄めたものが売られている場合もあると聞きます。一口でゆず酢と言っても、どの程度、どういった成分が混ざっているかで、様々な品質の柚子酢が存在するので、何卒その点を十分ご注意下さい。
「実生ゆず」とは何か
数ある中でも、最も香り・旨味が濃厚な柚子酢がとれるのが「実生柚子(みしょうゆず)」をしぼったユズ酢です。
通常、ほとんどの柚子酢は、「接ぎ木(つぎき)」で育った柚子の木から収穫された柚子を使用しています。接ぎ木は背が低く、収穫が容易で、管理がしやすく、収穫量も安定するからです。
それに対して「実生柚子(みしょうゆず)」とは、種から育った柚子の木からとれたものの事です。
種から育ったユズの木は、背が高く、長い年月をかけて、20メートルを超えるような大木に育つものもあります。
そんな大木になれば、当然、収穫が困難になります。消毒などの管理も難しくなり、収穫量が不安定です。悪い事ばかりのようですが、大切な香り・味といった出来栄えに関しては、「実生柚子(みしょうゆず)」に断然軍配が上がります。
びんのフタを開けた瞬間、部屋中に広がる柚子の濃密な香り。いちど使用した方はリピートされる確率が非常に高い、極上の柚子酢。それが「実生柚子酢(みしょうゆずす)」です。
「塩無し(無塩)」のほうが汎用性が高い
待望の柚子酢が届いて味見をしてみたら、塩が入っていた・・・なんて事はないでしょうか。「塩入り」の表示があるものと「塩無し(無塩)」のものとでは、使用できる範囲が月とスッポンなのをご存知ですか?
塩が入ったゆず酢の利点は「常温でも日持ちがする事」です。色も変わりにくく一見良さそうですが、最初から塩味の柚子酢なので、使用できる範囲が一部の料理などに限られてきます。
それに対して「塩なし(無塩)」の柚子酢は、料理以外にもはちみつと混ぜて柚子ジュースを作ったり、甘いお菓子に香りづけに使うなど、様々なものに転用が可能です。なにより塩の加減が自分でコントロールできるので、減塩・健康志向の方にも「無塩」が断然おすすめです。
「発送は、絶対に要冷蔵」!
冷蔵便で発送すると、常温便よりも当然、送料は高くなります。しかし、本当に品質の良い状態で柚子酢をお届けする為には、絶対に「冷蔵発送」が必要です。塩が入ったものなら、常温でも日持ちがしますが、無塩のものは、常温で長時間さらされると、鮮度が落ちて品質が悪化します。ビン入りをクール冷蔵便でお届けして初めて、「本当に美味しい柚子酢」をお楽しみいただく事が出来ますので、ここは非常に大事なポイントです。
当店では、「農薬ゼロ」「実生柚子100%」「無塩」の柚子酢を通販しており、毎年大勢のお客様に喜んでいただいています。ぜひ、この機会に当店の実生柚子酢をお試し下さい。
【現在売り切れ中です】次回販売は生産者の事情により、12月初旬頃に少量販売、12月中下旬ごろから残りを販売・発送開始予定です。(実生ゆずは通常の接ぎ木ゆずよりも収穫が遅めです。) 裏年と、猛暑などの影響の為、数が少なく、ご希望の方全てに行き渡らない可能性があります。 (事前予約は承っておりません。) なお、ゆず酢の発送は年末年始も休まず行う予定です。 ↓