さとのわ(SATONOWA)・旬だより
※2024年11月現在
山北みかん・別役さんの産地直送・おきつ(興津)系品種は、11月下旬以降の予約販売開始予定、温室土佐文旦は11月最終週ごろから入荷・販売開始予定、実生ゆず酢は12月以降、入荷しだいになる見込みです。
木なり完熟・自然栽培による豊水
2024年(令和6年)産
梨農家が収穫日当日に
えりすぐり・産地直送
豊水(ほうすい)について【概要】
幸水(こうすい)から約半月ほど後から市場に出回るのが、この「豊水(ほうすい)」という品種です。代表的な赤梨として全国的に普及しており、大変人気が高いです。高知では一般的に、9月初頭頃から9月中旬ごろまでの約2週間ぐらい出荷が続きます。高知県内での産地は、佐川町、いの町、高知市、土佐市、四万十市などです。全国的に見れば出荷量は多くはありませんが、梨の名産地を中心に、美味しい豊水が作られています。なかでも徳久農園の豊水は、樹上でしっかり完熟させた特別な味わいで、毎年多くの方にお喜びいただいています。
果肉はしっかりとした食感・多汁!
豊水は、幸水と比較して果肉がよりしっかりとしており、噛むとシャクっと心地よい食感とともに、ジュワーっと濃密な梨汁が口にあふれます。この食味の良さは、幸水以上ではないでしょうか。
最大の特長=「メリハリのある濃厚なお味」
まだまだ残暑の厳しい9月上旬、豊水の特徴でもある「ほど良い酸味」が、ジューシーな甘さをさらに引き立て、結果的にメリハリのある、濃厚なお味をご堪能いただけます。酸味があるのですっぱいのでは?と思われるかもしれませんが、甘さをより深く感じる為には、酸味がプラスされているほうが、より甘さが引き立ち、美味しさが増します。
美味しい農家から、樹上で完熟した本物をお届け
ここで販売中の豊水(ほうすい)は、全て樹上で完熟を迎えた「木なり完熟品」です。これこそが本当の豊水の味!と、自信を持ってお届けし出来るのは、完熟に強いこだわりを持つ厳選農家が、収穫当日に梱包、発送できるからです。
高知の豊水は袋がけをした「有袋栽培(ゆうたいさいばい)」が一般的。これはカメムシなどの害虫から梨を守るのが主な目的ですが、農薬の回数を減らせるというメリットがあります。一玉、一玉、丁寧に袋がけをして、大事に育て上げた逸品の味をご堪能下さい。
常温便にて「9月初旬前後頃~・産地直送」
本来の収穫時期に沿って出荷した本物の完熟梨をご賞味いただけるのは、農家からの産地直送品だけです。この味は、決してスーパーの豊水とは比較になりません。
農家から直送の為、本品は細かな外箱包装などには対応出来ませんので、何卒ご了承下さい。各種・熨斗(のし)、メッセージカードの同封には対応可能です。
産地: 高知県吾川郡いの町
お届け時期: 9月初旬前後ごろから~予定数に達しだい終了。
おおむね9月初旬が最旬です(天候により前後します)。ここ数年は天候不順の影響で、収穫時期が大幅に早まったり遅れたりするケースがしばしばあり、はっきりとした収穫時期を事前にお伝えするのが難しくなってきています。何卒ご了承の上でご注文いただければ幸いです。※配達日指定不可(時間指定は可能です)
【重要】2024年の出来について: 2024年(令和6年)は、温暖化の影響でカメムシが越冬し、大繁殖。農家も今までに見たことがないくらい沢山のカメムシが梨畑を飛び交い、なしの実にも影響が出ています。特に早生梨系の品種に影響大で、豊水も少なからず収穫数が減少する見込みです。例年よりも早めに販売終了する可能性がありますので、お早めにご注文下さい。
豊水は「常温便」で発送可能です。(農家がもぎたてを産地直送)
以下のフルーツセットは現在販売未定です↓
カメムシなどの被害が多い高知県では、梨に袋がけをする有袋(ゆうたい)栽培が一般的。消毒の回数も減らせます。
もっと伝えたい! この豊水が美味しい理由
普通にスーパーで売っている豊水と違うの?
普通にスーパーなどで手に入るものは、完熟する前、あえて早めに収穫しています。これは「日持ちを良くする為」で、流通の効率を優先する為、味は二の次になっているのです。(流通の事情を考えれば、これは、いたしかたのない事でもあります。)
他の産地、他の農家との競争もあります。なしは少しでも早く出荷したほうが値段が高くなる傾向があります。つまり、ある程度消費者に豊水が行き渡った後よりも、まだ珍しさがある早い時期のほうが、より高値で取引されます。市場は農家に「少々若くてもかまわないから、早く出荷するように」促します。農家も死活問題なので、出来れば少しでも高く買ってくれる時期に出したい、という事情があります。
このような流通の事情が、豊水の持つ本来の梨の美味しさを失わせてしまっています。
今ご覧いただいているページの豊水は、一般の流通では味わえない樹上完熟のなしを、収穫日当日に発送しお届けするものです。ホルモン剤を投与し、人工的に収穫時期を早め、完熟を待たずに早く収穫した梨とは一線を画す味わいです。
農家が、最も美味しい頃合いを見計らって収穫した完熟梨を、収穫日当日にお客様に向けて発送する。これは「本当に美味しい梨を食べてもらいたい」という農家の、本来持っている願いが届く瞬間です。
木の上で完全に熟した豊水梨(ほうすい なし)が、どんな味がするのか、ぜひいちど味わってみませんか?
知っていますか? 豊水・豆知識
「豊水(ほうすい)」誕生の経緯
豊水が誕生した経緯=交配組合せが良くわかってきたのは、じつは比較的最近のことです。当初、豊水は、「菊水」と「八雲」の血を受け継いでいると考えられていました。しかしそれは誤りだったと訂正されます。
2003年、豊水は、「幸水」と「イ-33」という梨の交配により誕生した可能性が非常に高い事が、新たに判明しました。
イ-33は、石井早生(いしいわせ)と二十世紀が掛け合わされた梨です。
実際に交雑された(誕生した)年は1954年。名前が正式に登録されたのは、それからだいぶ後の1972年です。